阿久澤家住宅ほか

 雨の朝を迎えました。台風15号によるものですが風も吹いています。6日に妻のお供でぐんまフラワーパークの傍の「あかぎおろし」に出かけました。今年も東京の孫たちにブドウを送るためです。「あかぎおろし」はブドウや桃の果樹園があり農産物や小物を売るお店です。

「あかぎおろし」
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「ブドウ棚の休憩所」、収穫体験もできます。
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「輿懸1」あかぎおろしのお店の道路の反対側にあります。前橋市三夜沢町の赤城神社と、二の宮町にある二宮赤城神社には、「御神幸(ごしんこう)」と言われる特殊神事があります。
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「輿懸2」3月の最初の辰の日に三夜沢から二之宮へ、12月の最初の辰の日に二之宮から三夜沢へ神様が移動する時の休憩所です。姫神である二ノ宮が父神の三夜沢神社へ衣替えのための衣装を送ると言う説もあります。
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 ぐんまフラワーパークに妻を誘ったのですが断られて近くの阿久澤家住宅を見物しました。私は3回目ですが妻は初めてです。

「阿久澤家住宅」、国指定重要文化財、茅葺寄棟づくりで桁行八間、梁間四間半、広間型三間取りです。17世紀末頃の建築と推定されます。
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「コザ(客間)と広間(板の間)」、ゴザだけが畳を敷いてあります。名主の家で大胡城主の牧野家のお役人が滞在したのだと思います。
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「オク(寝室)と囲炉裏の間」、オクは納戸とも呼ばれます。家財道具は一切置かれていません。
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「竈と囲炉裏」、復元修理の際に旧状に戻したとのことですがこんなところに竈があるはずはなくおかしいです。
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「軒下」、茅葺屋根で釘は使われていません。荒縄で縛り付けてあります。
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「屋根上」、寄棟の上には土を入れてアヤメとイワヒバが植えてあります。管理人はアヤメと言いますが私はイチハツではないかと思います。
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この地区は江戸時代から養蚕が盛んで茅葺屋根の一部を切り上げた赤城式屋根がたくさん作られたのですがこの家はその様子がありません。養蚕が盛んになる前の建築様式であることが分かります。おそらく広い土間の1部には馬小屋が有ったと思われます。群馬では最古の民家であるとされています。

この後、JA東前増の農産物即売所と道の駅「たまむら宿」で買い物をして帰りました。

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この記事へのコメント

2019年09月09日 07:25
おはようございます
阿久澤家 昔の暮らしが今でも感じられて不思議な思いになりました
国指定重要文化財 とあって 良い状態で保存されていますね
2019年09月09日 07:47
おはようございます
屋根の上に植えるとは
訳があるんですね
2019年09月09日 08:12
先日、二宮にある赤城神社に行ってきました。
大洞赤城神社、三夜沢赤城神社の前に建立された古い神社ですね。
花を見て神社を見ての散歩が増えてきました。
台風、群馬では何事も無かったようですが首都圏は大変ですね。
2019年09月09日 08:27
emiさん、おはようございます。
子供のころは三間取りの家はよく見ました。土間の部分が広すぎるので厩があってと推定しました。竈の前が狭すぎるのと板の間に近すぎて火を焚くには不自然です。調度品はすべて取り払われているのですが生活の様子は伺えます。
2019年09月09日 08:35
すーちんさん、おはようございます
茅葺屋根の寄棟造の欠点は天井部です。ここは最も雨漏りが発生しやすいのです。そこで土を載せて植物を植えることにしたようです。今でも山里の民家の屋根に山ユリが咲いているのを見ることがあります。ここではイチハツやイワヒバを植え込んでありますが昨年今年の猛暑のため弱ってしまったようです。温暖化の影響だと思います。
2019年09月09日 08:58
信徳さん、二ノ宮の赤城神社がなぜ上州一ノ宮ではないのか不思議ですが今日はそれには触れないことにします。
二ノ宮赤城神社が里宮、三夜沢赤城神社が中社、大洞赤城神社が元宮と考えることも可能ですが事はそう単純ではありません。二ノ宮と三夜沢の赤城神社は上毛野君の祖、豊城入彦を祀っていますが大洞赤城神社は赤城大明神です。古くはそれぞれ独自の神社であった可能性も考えられます。
赤城神社は関東を中心に全国でおよそ300社があります。
2019年09月09日 11:22
ビニールハウスって相当頑丈に作ってあるのでしょうね、昨夜の台風で、ふと思い出しました。古民家の屋根草むして..と思ったら、植えてあるんですね、こんな光景初めて見ました。
2019年09月09日 13:03
bunkoさん、こちらは被害もなく36℃の猛暑日です。畑仕事で危うく熱中症になりそうでした。
ビニールハウスはそれなりに丈夫に作られていますが内部からあおられると弱いようです。
古民家の屋根上の植え込みは茅葺屋根を押さえつけると共に雨漏りを避ける役割があります。
2019年09月09日 16:08
阿久澤家住宅は17世紀末ですか。すると江戸時代前期ですから、良く残っていましたね。余程しっかり建てられたのでしょうね。
2019年09月09日 16:27
長さん、17世紀末に作られた家は今でもいくつかありますがこの家はもっと古い形式の建物です。昭和の30年ごろは人が住んでいたようです。その後、解体修理がなされて出来る限り古い部材を残し改造されていた部分は建設当初に戻したものです。私は竈の位置がおかしいと思いました。惜しいのは見学者の数でこの日も私ら夫婦二人しかいませんでした。管理人の人もカモが来たと張り切って説明してくれました(笑)
もっとも私は管理事務所が出来る前から訪れているので良く知っています。