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zoom RSS サクラソウ鉢

<<   作成日時 : 2011/11/03 06:54   >>

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 サクラソウの培養には従来、独特のサクラソウ鉢が用いられてきました。江戸時代には現代のように多品種の鉢を安価に購入することはできませんでした。そこで味噌や塩を入れる日常雑器の底に穴をあけ植木鉢として利用しました。それが孫半斗鉢と言われるものです。現在のサクラソウ鉢は孫半斗鉢を手本にしたものです。

 「サクラソウ鉢」、色は褐色と黒です。大変肉厚で重いものです。深谷市の窯元で焼かれていたものです。
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 「サクラソウ鉢」、内側まで釉薬がかけられています。黒は白や紫の花に良く似合います。
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 「新サクラソウ鉢」、色は様々です。信楽焼です。
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 「新サクラソウ鉢」、内側には釉薬はありません。
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 「鉢と鉢網」、鉢穴はプラスチックの網でふさぎます。
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 「駄温鉢」、安価ですので大量栽培に適します。底に炭を入れて使います。
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 サクラソウ鉢が通気性の悪い鉢を用いるのはサクラソウが湿原植物であるという認識に基づくものと思われます。これについては疑問があります。私の経験ではいつも湿った状態にしておいたサクラソウは大半が根が腐って枯れました。ところがごく一部に太く白い根を伸ばして元気なものがあるのです。草原植物であっても湿原植物ではないという私の予想は崩れてしまいました。
 私の栽培方法は真夏でも覆いをしません。全日照です。それでもサクラソウは元気に育ちます。むしろ過湿のための根腐れが多いような気がします。乾燥しすぎるので良くないとされている駄温鉢でも良く育つのです。サクラソウ鉢で作落ちしたサクラソウは駄温鉢で回復します。しかしサクラソウ鉢で大変良く育つという人もいるので私の管理の方法に問題があるのかもしれません。
 ほかに伝市鉢がありますが私は使用していません。

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コメント(10件)

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おはようございます!底に炭を入れるの
初めてしりました。サクラ草、昔から
ある、良い花です。
すーちん
2011/11/03 08:20
すーちんさん、炭は多孔質で有効な微生物の住処になります。水分を吸いこみゆっくり放出しますので鉢の内部を安定させる働きがあります。フウランなどの山野草の栽培などで良く用いる方法ですよ。サクラソウは江戸時代に栽培法が確立し現代にいたる古典植物の一つです。
楽老
2011/11/03 08:35
室内で花を楽しむときは サクラソウ鉢がいいのでしょうね。

寒蘭の場合も最近は 軽くて割れないプラスチック製が多いです。
高知の義兄もすべてプラスチック製に変えております。
栽培にも影響ないと申しています。

好きな特別のもの以外はプラスチックに変えるつもりです。

古いサクラソウ鉢 器としては趣があって、楽しそうですね。
shuuter
2011/11/03 10:10
shuuterさん、サクラソウには江戸時代(天保年間)から伝わる5段の雛壇のように飾る独特な観賞方法があります。今でもそれが正式なものとされていてその時に使う鉢がサクラソウ鉢です。東京のサクラソウ会も推奨しています。
 でも私は形式にとらわれない新しい鑑賞法があっても良いと思っています。サクラソウは庶民の花です。もちろんプラスチックの鉢でも大いに結構です。
楽老
2011/11/03 13:57
赤城山の麓にある自生地は川の流れに沿った湿ったところにありました。ただ日当たりは良くてマムシの出そうな湿地とは違いました。好まれる鉢がそのようなところから来ているのは面白いですね。
信徳
2011/11/03 16:18
信徳さん、赤城の麓、新里の自生地をご覧になったのですね。確かにそばに川がありますね。埼玉の田島ヶ原の自生地は一面の草地です。春にほかの植物に先駆けて芽をだし夏は他の植物の陰で生きています。ただサクラソウは長い間人間に育てられたものですから野生のものとは性質が変わっているのかもしれません。ですからあまり自生の環境に近づけなくとも育つようです。サクラソウは乾燥にも強い植物です、
楽老
2011/11/03 17:19
展示会に展示する桜草は桜草鉢に植え付けることにより、格段に見栄えが良くなりますね。私は栽培するだけですから桜草鉢は持っていませんが、最近はなかなか手に入りにくいようで、桜草会などの会員にならないと手に入らないようですね。
桜草は鉢によって生育が異なるようですが、確かに私も桜草は湿性植物なので、湿った用土で栽培し、渇きには弱いと思っていました。また、植物の生育地に似せた環境で育てるのがいいとも思っていました。
しかし、山野草類を鉢栽培で育てている方が立派に育てているのは、保湿性の用土で、かつ排水が良い、という、一見矛盾するような用土で育てていることも一因だと思っています。
私も、以前、鉢を倒してしまった桜草を、ほとんど少し粒の大きな砂礫の用土で、水をかけるとサーと抜け、そして渇きが早い用土で育てたことがありますが、見事な根張りに育ったことがあり、驚いたことがあります。
このことから、排水良くして空気の入れ替えができて、かつ、保湿性の良い、バーミキュライトなどを混ぜ込んだような用土が良いのではないかと考えています。
ただ灌水管理の問題や、生育場所など様々な環境も影響するでしょうから、自分の栽培環境にあった合った栽培方法を見つけることでしょうね。
また、riverさんもおっしゃるように、乾燥にも強くて、カラカラの用土から掘り出した萎びかけた株が元気に育ったこともあります。
佐久良 爽
2011/11/03 21:09
佐久良さん、詳細なコメントをありがとうございます。確かに展示会に出すためにはサクラソウ鉢は欠かせませんね。最近はこの鉢も入手困難なようです。
 江戸時代に書かれた「桜草作伝法」に次のように書かれています。「植付方、人々の仕馴れし方にて、年々草も肥え花棹の長短なく、花も充分に咲候へば宣し。人の作り方を用ひ、寒暖の相違もあれば、仕馴れし方に工夫し、作り方よろし。」とあります。つまり他人の真似ではなく自分の手馴れたやり方で工夫して作るのが良いでしょう。と言うことです。最初は他人の模倣から始まりますが自分のやり方を確立しなさいと言うことだと思います。しかし言うは易しで私は10年以上も未だに試行錯誤を繰り返しています。完璧な方法は未だに見つかっておりません。
楽老
2011/11/03 22:51
なるほど、昔の人も経験を積みなさい、と言っていいるんですね。私も、用土の配合を考えながら試行錯誤を繰り返し自分で納得できる栽培方法を探していきたいと思います。
佐久良 爽
2011/11/04 08:48
「桜草作伝法」は天保年間に書かれた本で作者は不明ですがサクラソウに深い造詣を持って書かれていることに驚かされます。実生の方法も詳しく書かれています。用土については現代には合いませんが最初から砂交じりの土とあとから砂を入れるのは違う書かれています。多くの試行錯誤があったようです。
楽老
2011/11/04 20:44

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